九蓮宝燈

今から38年前、生まれて初めて麻雀を打った日に、私は九蓮宝燈を聴牌しました。

待ちは8ソーだったと記憶しています。

牌姿はどんなだったか、並べてみました。

多分この形だったのでしょう。

同じ種類の牌ばかりなので、索子を自模るたびに長考しました。

聴牌した後、リーチをかけました。

捨て牌と長考でばれて、誰も索子を切りませんでした。

当然流局しました。

九蓮宝燈の聴牌に、同卓者は皆驚きました。

字一色、四暗刻、国士無双などは役満だ、と言うのは知っていました。

この時指摘されるまで、九蓮宝燈が役満であることを知りませんでした。

今は全く麻雀を打っていませんが、若い時は徹夜でよく麻雀を打ちました。

私は今まで3回、九蓮宝燈を聴牌しています。

そのうちの2回は、リーチをかけて上がれませんでした。

リーチをかけなかった時だけ、上がることができました。

九蓮宝燈を上がると死ぬ、と言われていますが、私はまだ生きています。

この日はその後、オーラスにリーチをかけて国士無双を上がりました。

役満を上がって、トップは取れませんでした。

翌日の東1局、四暗刻を聴牌しました。

日をまたいで、2局連続役満を聴牌したことになります。

1枚切れの北単騎、ダマで上がれませんでした。

北はどこにあるんだ?と納得がいかず、王牌を探したら、2枚の北が寝てました。

麻雀を覚えてすぐの2日間で、役満3回聴牌、私は麻雀に愛されているなと感じました。

今から思うと、これこそがビギナーズラックです。

麻雀って簡単だな、とも思いました。

ところが、麻雀は全然簡単ではありませんでした。

何百回も雀荘に行きましたが、連戦連敗でした。

ほとんど勝てないのに、どうして雀荘に入り浸っていたのか?

それはこれ、「6000オール!」と言うのが途轍もなく気持ちいいのです。

フリーで打つと、知らない人と友達になれました。

自由に麻雀を打てて、楽しかったですけど、貴重な青春時代を潰したことは事実です。

麻雀が原因で学校に行ってなかったので、後悔してます。

今は親の介護があるので、雀荘に行くことはありません。

どこに遊びに行けなくても、Mリーグと最強戦があるので、楽しくないことはありません。

アベマテレビに感謝です。

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